八戸にヒーローがいるのをご存じだろうか？
その名も「快鳥童子シーガルマン」。
はちのへホコテンや地域のおまつりなど、八戸市内のイベントで頻繁に登場する。
八戸市のPRをしたり、アクションをしたり、そして子どもたちに正義を説いたりする。
スタイリッシュなシーガルマンは、いつも子どもたちに人気で握手を求められたり、ポーズをとって一緒に写真を撮ったりしている。
僕は、小さいころあまり戦隊ものや仮面ライダーは見なかった。正直、そうしたヒーロー事情には疎い。
が、シーガルマンだけは、彼が八戸に現れたときから縁がある。
初めて彼に会ったときは、まだどこかおとなしめだった。
イベントでは、会場の隅っこで子どもたちが駆け回るのを優しい目で眺めていた。
しかし、最近では、イベントでキレキレの動きで立ち回る。
シャープな体つきそのままに、機敏に悪と戦い、子どもたちと力強くハイタッチする。
八戸に馴染んできたのだろう。
そして、Twitterまで駆使している。
最近はもっぱらサポートをしてくれる人を探しているようだ。
ヒーローに暇などないのだ。
どうか、多忙な彼の活動を誰かサポートしてほしい。
彼にはまだ秘密が多そうだ。
どうやって生まれたか、どこに住んでいるのか、なぜ八戸に現れたのか。
まだ誰も知らない。
分かっているのは、ときどきホコテンや朝市などの人が多いところに現れて、僕たちを見守っている。
そして、彼は、八戸工業大学の生徒たちと縁が深いようだ。
イベントでは、八工大生が彼のサポートをしているのをよく見かける。
もしかしたら、何かしら八工大との関係性があるのかもしれない。
日々、眠らない悪と戦っているのだから、もちろん、彼もひと息つくことはあるだろう。
もし、疲れた様子の彼を見かけたら、どうかパワーを分けてあげてほしい。
今日も彼はどこかで平和と正義のために戦っているのだから。
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